
私たち四葉タクシーの設立は平成17年で、創業して18年になりました。開業当時は10台で始めましたが、最初の内は10台はおろか1台分の仕事もありませんでした。 そこで、社員が社長を中心に一生懸命考え、実行してきたのが次の2つの事でありました。
この2つは新潟市の既存事業者さまが、余り対応していなかった事が引金になりました。私たちの営業方針の活路も、正にこのことに凝縮されてありました。キャッチフレーズの「人に優しい四葉タクシー」をこれからも大切にして、お客様が「人に話したくなるようなサービス」と共に常に笑顔をご提供できるよう、社員一同精一杯頑張ってまいります。
新潟市の東区に「四葉タクシー」を創業して以来、早いもので18年になりました。設立時の平成17年はタクシー10台からのスタートでしたが、今にして思うには仕事が殆どなく「よくもまあ、やってきたもんだ。」と振り返っています。
地域の皆さまには会社の存在すら知れ渡らず電話での依頼は全くありませんでした。町場(中央区)へ出向いても「タクシー乗り場」は使いない、「新潟駅」や「佐渡汽船乗り場」への乗り入れ待機も許されませんでした。
困り果てた結果、総勢10数人の社員で知恵を出し合った結果、自分達の足で地域のご家庭への「チラシ配り」作戦に挑戦する事になりました。
天気の良い日を選び、午後から夕方近くまで一軒一軒ご家庭へのチラシ配りをしました。足の裏に血豆も出来ました。首にはタオルを巻いて汗を拭きふき頑張りました。つらかったはずなのに配り終えた時はなぜか「清々しさ」というか「達成感」を感じた事を思い出します。
こうした地道な道のりもあって仕事が少しづつ増えてきました。タクシーも10台では廻す事が出来ず2年位で約3倍強の台数に増車しました。有難い事に、乗務員も増車に伴い確実に採用出来ました。増車と同時に「全自動の乗務記録日報」「デジタコ」「カードシステム」を他社に先駆けていち早く導入したり、「タクシー専用ナビ」による配車システム等によりお客様のお役に立ちたい一念で歩んで参りました。
「一つ一つの頂いた仕事を大事にして行く」この積み重ねを日々繰り返して来ました。そして四葉タクシーは人生で例えると、高校を卒業して大学へ進学したという年代になりました。義務教育の過程を経て更に先を目指そうというこの期にくしくも「新型コロナウイルス」の洗礼を受けるところになりました。
感染が報じられてからまもなく3年有余になりますが、未だに大きな後遺症としてタクシー業界にも爪跡を残しています。
でも、いつまでも後遺症として引きずって行く訳にはいきません。
政府も新型ウイルス5類移行にと判断しましたし、動きは大きく変わってきております。業界内には3年有余のコロナ禍から抜けきれずに、乗務員不足や稼働時間帯の縮小に歯止めがかからない事業者も出ております。
四葉タクシーは開業当時の経営理念に基づき、乗務員確保もおかげで充足しておりますし、24時間の営業体制もコロナ禍でやり続けられました。
あと2年で会社は20歳(成人)になりますが、これからも私共を宜しくお願い申し上げます。